ハンドライフルのマコちゃん

必要なお金1……絶対に必要なもの


◎始めるまでにいくらかかるの?

はじめに申し上げておきますが、必要となるお金は何千円ではありません。2〜3万円でも、5〜6万円でもありません。中古銃で始める場合でも10万円以上かかってしまいます。

これを見て「じゃあ、やめようかな」という方が増えそうで怖いのですが、それよりも、「いくらかかるかわからないから、とりあえずやめておこうかな」と、スタート地点にも立たずに諦めてしまう方を少しでも減らせるかもしれないという期待を込めて、書いてみることにしました。


同じ使用目的の商品でも、初心者向けと上級者向けで価格が違うもの、ブランドによって値段が違うもの、銃砲店によって価格が違うもの、銃砲店のセール時に安くなるもの又はならないもの等々があるので、その価格には差があります。そのため◯円〜◯円という書き方をしています。

また、下記価格は2020年8月時点で銃砲店のパンフレットやウェブサイトで調べたものとなります。今後の価格の変化についてはご容赦くださいませ



◎絶対に必要なもの

まずは、これが無いと始められない!というものから。

1.ハンドライフル本体

……新品のエアピストル本体が18万円〜35万円。加えてハンドライフルへの改造費が5万円前後かかります。

新品だと、銃の種類によって23万円〜39万円もかかるわけです。

うわぁー、高いですね。でもお金がかかるのは最初だけで、ゴルフやクレー射撃(飛んでいるお皿を散弾銃で撃つ競技ですね)に比べると、維持していくランニングコストはとても安いですから。

中古銃もありますよ。スプリング式の古いタイプでは4万円台からあるようです。

安いからといっても当たらないわけではありません。

ハンドライフルを卒業したら、またエアピストルに改造して使っていくには辛いかもしれませんが、エアピストルを取得するまでの繋ぎとして考えるのなら、中古銃も一考の余地はあるのではないでしょうか。



2.弾

……とりあえず1缶あれば始められます。1缶には500発も入っているんですよ。

金額 → 一番よく使われているであろう「R10(あーるてん)」や「フィナーレマッチ」で、1缶1,600円〜2,100円くらい。500発入りの丸缶が1箱に10缶入りというまとめ買いで、12,500円〜13,700円くらい。一発単価にすると、2.50〜2.74円ですね。私が射撃を始めたころは一発1円台でしたから、物価が高くなりましたね。



3.ケース

……ハンドライフルを持ち運ぶために必要なカバンです。ギターケースで代用している方もいらっしゃいます。満員電車に乗ることがあるのであればハードケース、そうでなければソフトケースで良いですね。
また、分解して(グリップだけを外して)デイパックに入れている方もいらっしゃいます。

金額 → ソフトケースで1万円くらい、ハードケースで1万5000円くらい。



4.ガンロッカー

……自宅でハンドライフルを保管するためのロッカーです。これも絶対に必要なんですよ。

金額 → ハンドライフルの場合は、ライフル2丁用の一番小さいタイプ(3万9,000円くらい)に入れるのが良いと思いますが、既にライフル銃や散弾銃をお持ちの方は、今お使いのガンロッカーに追加で入れれば良いので、購入不要ですね。ハンドライフルを卒業してエアピストルになったら、ピストル専用のガンロッカー(34,000円くらい)というのもあります。ピストルを買った時に一緒に付いてきたキャリーケースごと入れるタイプで、2ケース入ります。



5.ハンドポンプ

……現在のハンドライフルの主流は圧縮空気式なので、一応必要なものに入れました。

ハンドライフルは、圧縮した空気をエアシリンダに貯めておいて、その空気の力で弾を飛ばすんですよ。
ハンドポンプは圧縮空気をエアシリンダーに充填するためのものなので、スプリング式ハンドライフルなどの場合は不要です。

金額 → 2万6,000円くらいですね。射場によっては、会員限定でエアタンクから入れさせてくれたり、無料でハンドポンプを貸してくれたりするところもありますので、その場合は不要ですね。



6.ライフル射手手帳

……試合の時に、参加証明となるハンコを押してもらうものです。他にも段級証書のナンバーが書き込めるようになっていたりと、いろいろ便利です。

金額 → ビニールのカバー付きで500円。

※ ハンドライフルやエアピストルでは弾の消費の記録は必要ありません。

フリーピストルやセンターファイアピストルなど装薬けん銃の場合は、「どこで何発買ったか」「どこで何発使ったか」を管理する必要があるんですよ。
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